生まれて初めてiPhoneについてくる白いイヤホン(EarPods)を使ってみたらすごくよかった。でもEarSkinzが必要
今まで高級イヤホンに使ったお金は何だったのか
3GS, 4, 5, 5S, SE, 7
これは今まで僕が使ってきたiPhoneのモデルです。
iPhoneにはイヤホン(あの白いやつ、EarPodsっていいます)がついてきます。
しかし今まで一回も使ったことはありませんでした。
開封すらしません。
それは僕の中で一つのこだわりがあったからです。
“音楽はいい音で聞かなければならない。1万円以下のイヤホンではいい音は出ない。付属のイヤホンなんてもってのほか”
いい音で聞くために現実的なことはすべてやってきました。
いいイヤホンを使うのは当然のこととして:
- CDからの読み込みはLosslessで
- ヘッドホンアンプを使ってみる(Portaphile 627がすごく好きでした)
- 専用の音楽再生アプリを入れてみる(CanOpenerを使っていました)
- iPhoneでは音楽を聞かずに高級デジタルプレイヤーを持ち歩く(デザインはSonyのZX1とZX2が好きでしたが音はHifiman HM602が好きでした)
- イヤーチップを変えてみる(EX1000とEX800STにはSpintFitが合いました)
などは当たり前のこととしてやりました。
ヘッドホンアンプや高級デジタルプレイヤーを使うと確かに音はよくなります。
しかし、それ以上に快適性が損なわれるので紆余曲折を経て最終的には
いいイヤホン+iPhone
というセットアップに落ち着きました。
そんな僕が少し前まで愛用していたのがSonyのEX1000とEX800STです。
Sonyの名機たち、EX1000とEX800ST
EX1000とEX800STは6年ほど前に出たモデルですが音はめちゃくちゃいいです。
ダイナミック型のイヤホンなので小さいスピーカーを耳の中にいれているような、そんな感じの音がします。
特にEX1000は音場が広くて、聞いていてとても気持ちがいいです。
その分周りの音を拾うので、出かけるときはEX800STという使い方をしていました。
iPhone 7を買ってから
iPhone 7にはヘッドホンジャックがありません
変換ケーブルがついてくるので今まで使っていたイヤホンも使えます。
でも変換ケーブルはマイク用に使っています。
わざわざ付け替えるのも面倒なのでBluetoothのイヤホンでも買ってみようか。
なんて考えていた時にふと
“EarPods、試してみるか”
という気持ちになりました。
iPhone 7についてくるEarPodsはライトニングケーブル仕様になっているのでそのままiPhoneに刺せます。
“ん?そんなに悪くない?”
それが音を聞いたときの正直な感想でした。
特別いいわけではありませんが、悪くない。
言いかえればこれで十分。
ただ、大きな問題がありました。
耳からイヤホンがポロッポロと簡単に落ちてくるのです。
普段から使うにはこれをまず何とかしないと!
EarSkinz EarPodカバー(ES2)を買ってみた
ゴムのイヤホンカバーを付ければ状況は改善しそうだったのでアマゾンでいろいろ探しました。
安いやつはいくつかあったのですが、どれもネガティブなコメントが多かったので少し高めのEarSkinz EarPodカバー(ES2)にしてみました。
もともとEarSkinzはKickstarterで成功したプロジェクトだったようなので安心感もありました。
届いたEarSkinzを付けてみました。
付けるときのコツがあります。
- 一旦EarSkinzを裏返しにします
- 裏返しにした状態で空気穴の位置を合わせます
- 空気穴の位置を合わせた状態で表側にひっくり返します
これでうまく装着できました。
結果ですが、最高です!
歩き回っても耳からイヤホンが落ちません!
ジョギングをするとたまに落ちてきますが、できないことはないです!
EarSkinz、買って正解でした!
EarPodsを2週間ほど使ってみて
快適です
今まで高級イヤホンにこだわっていたのは何だったのかと思えてきます。
もちろん音は負けます。
しかしそれを上回る快適性があります。
- リモコンが使える
- 通話もできる
- 取り扱いに気を使わなくていい(安いから壊れてもいい)
800STはまだ持っていますが、EX1000は売っちゃいました。
結局、音質へのこだわりより快適性をとった結果となりました。
その要因を自分なりに考えてみましたが、結論としては:
音質へのこだわりがなくなった、あるいは減ったというよりは、単純にいい音が聞き分けられなくなった
ということだと思いました。
年をとると高音がだんだん聞こえなくなるのは有名な話です。
まさか自分も聞こえなくなっていると思いませんでしたが、確かに聞こえなくなっていました。
YouTubeにも耳年齢チェックの動画がいっぱいあるので試してみると面白いです。
僕は15000Hzがギリギリ聞こえる程度でした。
聴覚の劣化が高級イヤホンへのこだわりを捨てられるきっかけになったのは自分としては面白い発見でした!