自転車を買ったら必ず必要になるのがバイクロックです。

バイクロックには様々な種類があるので、ぴったりのものを探すのは難しいと今回思いました。

いろいろと探した（そして実際に買ってみた）結果、街乗りキャノンデール・フーリガン・2017にぴったりなロックを見つけたので紹介します！

それはABUS（アバス） TRESORFLEX6615COMBO 1200mmです。

バイクロック選びのポイント

バイクロックを選ぶときは次の2つのポイントを考慮しなければなりません

• 必要なセキュリティレベル
• 実用性

この2つは相反する性質になるのでバイクロック選びは難しいです。

つまり、セキュリティを求めれば大きくて重いロックになるし、実用性を求めるとセキュリティは犠牲になります。

セキュリティと実用性の最適バランスを見つける必要があるのです。

バイクロックの種類

バイクロックは大きく3種類に分類されます。

1. U字ロック
2. チェーンロック
3. ケーブルロック

セキュリティレベルもこの順に高く、実用性は逆に下に行くほど高くなります。

U字ロック

U字ロックは最高レベルのセキュリティを得ることができますが、形が固定されているので取り回しは不便です。
地球ロック（自転車をレールなどの不動物にロックすること）ができるシチュエーションも限られます。

いろいろと調べた結果、現時点で最強と言われているU字ロックがKRYPTONITE U字ロック NEW YORK です。

自転車の盗難の多いニューヨークでプロのバイクライダーの間で一番信頼されているのがこのニューヨークロックだそうです。
ボルトクリッパーで切ることはできず、ディスクグラインダーで切るにも時間がかかります。

チェーンロック

チェーンロックはU字ロック並みのセキュリティを確保しつつ、形をある程度変えられるので取り回しはU字ロックに比べてよくなります。

欠点としてはすごく重いです。
地球ロックがしやすい長さになるとめちゃめちゃ重いです。

チェーンロックでよさそうなのがKryptoniteのEvolution 4 Integrated Chain 160cmです。

強度を確保しながらも通常のチェーンよりは軽く、ロック部分がチェーンと一体になっているので取り回しもしやすくなっています。

ケーブルロック

最後にケーブルロックですが、U字ロック、チェーンロックに比べてセキュリティレベルは大幅に落ちます。

ケーブルロックは細いものだと普通のはさみで切れてしまいます。
ボルトクリッパーがあればほとんどのものは切れてしまいます。

どの自転車ドロボーもボルトクリッパーは持っているのでその前ではケーブルロックは無力です。

しかし、取り回しはめちゃめちゃ楽です。

自由自在に曲げることができますし、軽いので長さも確保できます。

セキュリティ最弱、実用性最高の代表がクロップスのワイヤーロックです。

軽いし長いし取り回しは最高ですが、おそらくニッパーで切れちゃいます。

最適なバイクロックはケースバーケースで変わる

上で見てきたようにバイクロック選びに一つの正解というものはなく、それぞれのバイクライフを考慮して最適解を見つけなければなりません。

自転車は家の中で保管し、外出先でも自転車のそばを離れることがほとんどなく、離れるときも短時間の場合はケーブルロックで十分かもしれません。
一方で、外に長時間置くことが多いとU字ロック一つでは不十分で複数のロックの組み合わせが必要かもしれません。

また、そもそもの自転車の値段も考慮しなければなりません。
高くて盗まれやすい自転車であればそれ相当にセキュリティのレベルも上げる必要があります。

Hooliganに最適なバイクロック選び

Cannondale Hooliganは目立つし、新しいこともあり、盗難リスクは高いと判断しました。

しかし屋内保管、外に止めることもほとんどないことから最初はクロップスのワイヤーロックを買いました。

色を赤にすることで抑止効果も期待しました。

取り回し自体はバイクロックの中で最高クラスです。
長さも180cmあるのでどんな状況でも地球ロックできるでしょう。

しかし、YouTubeでいかにワイヤーロックが簡単に切ることができるかを見てから不安になり、もう少しセキュリティレベルの高いロックを探すことにしました。

クロップスで極端にセキュリティレベルを下げ、快適性を求めてしまった結果、今度は逆に極端にセキュリティレベルを上げたくなりました。

そこで買ったのがKryptonite Evolution Mini 7 + 120cm ワイヤーです。

最高レベルに近いU字ロックと1cmとそこそこ太いケーブルロックの組み合わせは日本ではかなりのセキュリティレベルになります。

しかし、フレームの形状が特殊でサイズも小さいキャノンデール・フーリガンにU字ロック用のマウントを付けるいい場所がなく、付けたとしてもルックスはいまいちでした。

マウントは付けず、ハンドルにU字ロックをぶら下げることも考えました。
しかし、マウントに装着する金具がむき出しになっていて、それでハンドル周辺が傷つきまくるのが分かっていたのでそれもできませんでした。

バイクロックは必要なのにいいのが見つからない、そんなどんづまりの時に見つけたのがABUS TRESORFLEX6615COMBO 1200mmでした。

ABUS Tresorflex 6615 Combo

子供の時にKryptoniteのU字ロックを使っていたこともあり、バイクロックと言えばクリプトナイト、という印象がありました。

ABUSはドイツの会社でKryptoniteと並ぶ、バイクロックの名門なんですね。

その新商品としてウェブサイトに紹介されていたのがTRESORFLEX6615COMBO 1200mmでした。

一見普通のケーブルロックですが、ケーブルの外側がアーマーで覆われていて強度がアップしています。
太さも15mmとケーブルロックとしては太目です。

形状は普通のケーブルロック同様、簡単に曲げることができるので取り回しは楽です。

長さは120cmを選んだので地球ロックもへっちゃらです。

作りもよくて、ダイアルはピタッと止まるし、ロックの結合部もピッタリはまります。
この辺りはKryptoniteと大違いで感激しました。

付属のマウントも使いやすそうでフーリガンであればシートポストに付けるのがピッタリだと思いました。

僕はマウントを使わず、ハンドルにくくりつけています。
ケーブルはラバーで覆われているので走行中もガチャガチャ音はせず、傷もそこまで気にする必要はなさそうです。

僕はダイヤルロックが好きなのでTresorflexにしましたが、カギ派の人には似た商品でMicroflex 6615 KEY 1200mmというのがあるのでそれがいいと思います。

まとめ

このロックは本当にいい商品で僕と似たようなものを求めている人には超おすすめです。

今回の件で僕は完全にKryptoniteを見限り、ABUS派になってしまいました。

20万クラスの自転車を買うことがあればSteel-O-Flex Ivy 9000 1200mmを買おうと今から決めています。

さて、現時点ではTresorflex 6615 Comboが僕にとって最高のロックになっていますが先日こんなものを見つけてしまいました。

Ottolockです。

これよさそうですよね？！

早速プロジェクトに参加しておいたので、手に入ったらTresorflexと組み合わせで使おうと思っています！

暗証番号を2つ覚えられるかが唯一の不安です！

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